日本葬送文化学会は葬送に関わるすべての事象の研究を目的に設立されました。

日本葬送文化学会

会長挨拶

日本葬送文化学会 会長
長江 曜子

令和4年5月26日の総会並びに、6月9日の理事会にて、日本葬送文化学会の新会長に承認されました長江曜子です。前会長福田充氏より、会長職を引き継ぎました。会長就任に際しまして、挨拶させていただきます。

私は、日本と世界45か国の葬送文化研究を35年続けております。日本葬送文化学会では、2度目の会長職を務めることになりました。日本葬送文化学会は、八木澤壮一先生が東京電機大学で始めた研究会から、まさに35年の歴史を刻んでまいりました。時代は、昭和・平成・令和と進み、社会における人口形態・家族形態の変化は著しいものがありました。超少子・高齢・人口減少社会の出現、一人世帯が家族の形態の第一位を占めるまでになりました。また、コロナ感染症拡大3年間が葬送文化の変化に大きく影響をしています。しかし、人間だけが葬送を行う「葬送文化」「弔らう」意味については、有史以来の人間本来の死生観のあり方が現在問われています。それを研究する学会として、以下の3本の柱をもとに、約140名の会員の皆様とともに活動を行ってまいります。また広く葬送文化に関心を持つ方ならどなたでも、日本葬送文化学会の例会や様々な研究会にご参加くださることをお願いいたします。

1,会長方針3本柱「ありがとう35周年―原点回帰そして未来へー」

①日本と世界の葬送文化に関する、研究者と実務者で構成する、日本で唯一の学会として研究を深めてまいります。その独自性を生かした学会運営を心掛けてまいります。
②創立35周年事業を行います。一般の方々への情報発信を行う。オンラインとリアルで、「コロナを正しく恐れ、コロナだからできないではなく、コロナだからこそ工夫して行う」事業の推進。
③組織の見直しと改革のための「ビジョン特別委員会」の設置。40周年、50周年を見据えての改革と基礎作りを行う。

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