四国にて新火葬場建設着工
2023.06.06
地方での火葬場建設情報を偶然にキャッチしました。
21世紀になると、さまざまな配慮が必要となります。
火葬場建設といえば、当会名誉顧問且つこの会の創立者の一人でもあります八木澤壮一先生がおります。
今、岩手と大分でイスラム教徒の土葬墓地が話題に上がっています。
日本も土葬文化があります。
今は99.7%以上が火葬。
その0.3%弱が未だに土葬なのはさまざまな理由があるから、どうしても火葬できないこともあります。
それと別に、今、日本全国で火葬場の統廃合が行われおります。
厚生労働省のデータによりますと、1988年には1900以上の火葬場がありましたが、現在1404で35年間のうちに500箇所も統廃合されているとのことです。
これは市町村合併なのにもより、効率化や老朽化対策で統廃合した理由などもあります。
しかし統廃合される中で、新設するところもあります。
四国の、石井町、神山町、板野町にて広域火葬場建設計画が揃って着工を決めました。
石井町から出されている上記の三町の添付資料をご覧にいただけますと(石井町・神山町・板野町広域火葬場整備基本計画)、経緯は27年前の平成8年5月(1996年)火事による焼失からはじまったところです。
21世紀に建設される火葬場、それなりに工夫が求められます。
もちろん、都内(板橋区)に存在する戸田葬祭場さんもかなり修繕にご苦労されたかと思います。
火葬場建設は住民のご理解、地方の場合は共同運営のところが多くなるので、それなりに隣接する市町村の合意も必要。
とくに地方の場合、過疎化しており、人口があまり数が伸びないだけではなく、流出も多く、更にこれから多死社会でありながら、死亡者数も増えない(この資料をみますと2040年にピークを迎え、その後2045年までほぼ死亡者数減る)、で税の活かし方まで考える必要が出てきます。
葬送文化にご興味あるお方は、どういう運営、どういう環境、どういう理由(人口流出、税制、費用など)で興味を持たれる方も多いかと思います。
たぶん、当会の関係者のどなたかが絡んでいるプロジェクトかとも思いましたので、ここは一つご参考のために本日提示いたしました。
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投稿担当 副会長&事務局 和田裕助