日本葬送文化学会は葬送に関わるすべての事象の研究を目的に設立されました。

日本葬送文化学会

ニュースリリース

7月定例会のご案内 講演「現地発・転換期の中国葬祭事情」安剣星

2021.07.08

日本葬送文化学会2021年7月定例会のご案内

講演会:現地発・転換期の中国葬祭事情
講師:安剣星(中国在住、海外会員)

中国はいま、歴史的な転換期のさなかにあります。激しく変化しながら、同時に混乱もしています。葬祭事情も例外ではなく、都市部と農村部の葬祭習慣が異なり、地域ごとの状況もさまざまです。現在、中国の火葬率は50%強で、ちょうど都市化率の50%強と一致しています。政府は葬祭施設に投資しているなか火葬率向上に集中する傾向があります。葬祭関連法が未整備な状態で、不完全な「殯葬管理条例」の改定をすすめることはなかなか難しい状況です。一方、中国は年間死者1000万人を超える巨大な葬祭市場であり、葬祭業の黄金時代に入ろうとしています。新型コロナウイルスの影響で、中国人は長くタブー視してきた「死」に直面することになっています。マスコミの中でもSNSとして「自媒体」に葬祭関係の話題が増え、各地に新しい葬祭施設が建設されたり建て替えが行われたりしています。中国では今年、全国規模の葬祭博覧会が6か所で開催されるほど熱気を帯びています。こうした背景のもとに、この6年半現地で経験した中国葬祭業界のことをお話しします。具体的な霊園、火葬場、葬儀サービス業及び設備・器具などについてもお伝えします。また、日本の霊園設計会社「ココプランニング」「札幌メモリアルむらもと」の中国進出の状況も紹介します。

*

中国の葬祭業界は、日本の葬儀を高く評価しています。コロナ禍が収束したあかつきには、是非視察に来ていただきたいと思っています。

日時:2021年7月21日(水)18:30〜20:00
講師:安剣星(中国からオンライン講演)
東京生命文化学院代表、ココプランニング、メモリアルむらもと
義烏川上文化発展有限公司、長沙市唐人万寿園有限公司顧問
会場:Zoom事前登録によるオンライン開催
入室時刻:PM18:15 〜 途中入室・退出可

※会員向け案内をご確認いただき事前登録の上ご参加ください。

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