11月野外研修案内「歴博山田慎也先生と行く、佐渡島の葬制を訪ねる旅」
2019.09.24
国内野外研修旅行(2019年11月)のご案内
「歴博山田慎也先生と行く、佐渡島の葬制を訪ねる旅」
今年度の国内研修旅行は、本会常任理事・国立歴史民俗博物館、山田慎也先生が約25年に渡ってフィールド調査を行っている新潟県佐渡島・外海府地域を訪ね、実際にふれてみようという特別な企画です。山田先生が研究の拠点とされている海府荘に泊まり、地元の方のご協力を得てお話しを聞くとともに、佐渡独特の葬制を山田先生にご案内いただきます。また著名な観光地佐渡ならではの味覚を堪能し、遊覧船、佐渡金山、たらい船などのお楽しみも予定しております。
【山田慎也先生からひと言】佐渡は、家制度と葬送儀礼、先祖祭祀が密接に結びつき、日本の葬送を考える上でも興味深い地域です。とくに今回訪れる外海府地域は伝統的な形式を近年まで残していました。今回、野焼きによる火葬や、村の人々が供養として重視してきた念仏のことなどをお聞きし、また葬儀などの冠婚葬祭で不可欠の料理である煮染めやイゴネリなどを食べて、当時の葬儀について考えてみたいと思います。また、今回滞在する関地区は、作家深沢七郎が「風流夢譚事件」で全国を放浪した際にしばらく滞在し、そこで火葬の話を聞き「焼肉物語」という小説も書いています。そのほか流れてきた宗教者を積極的に受け入れる懐の深い村でもありました。
記
日程:2019年11月20日(水)~22日(金) 上越新幹線とフェリーを利用。
名古屋方面からも当日出発で東京駅から合流可能です。
旅費:70,000円 その他10,000円、1日目海府荘宿泊代・宴会費を現地で集金いたします。
申込先:株式会社ビューティフルツアー
締切:10月17日(木)
申込用紙・旅程表:201911sado
以上