7月定例会のご案内「東京・下町で三代続く国産材を使った木棺づくり」染木幸雄
2018.06.20
日本葬送文化学会 7月定例会のご案内
講演会「東京・下町で三代続く国産材を使った木棺づくり」
講師:当会会員、杣風合同会社・染木商店 染木幸雄氏
葬儀社のルーツの一つに棺など葬具づくりがあり、昭和初期には各葬儀屋が暇なときに製作していました。戦後になって棺を作る葬儀社は減り、専門メーカーに移行しました。
東京都台東区の染木商店では、大正時代から葬儀屋を営みながら、現在も国産材を使った木棺を製造しています。原木屋から仕入れて、ヒノキやモミ棺を作り、五分、八分、平(一寸1分)の棺や棺台、八足等も作っていました。昭和40年に広島県のメーカーが合板を使った「フラッシュ棺」を開発し、東京に売り込みに来て、その後各メーカーも参入し、昭和51年には北陸のメーカーが「布張り棺」を考案、普及しました。近年、棺製造は中国に移行し大半は中国製になっています。
同社は、日本の山林の状況を鑑み、国内のスギ、カラマツ、ヒノキ、モミを使った棺の普及を進めています。大正時代から三代続く木棺づくりの歴史と、東京における葬儀社の変遷、国産材の素材のこだわり、実際の製作プロセスについてお話しいただきます。
記
日 時:平成30年7月19日(木曜日)
午後6時30分~午後8時00分
会 場:東京文化会館4F
〒110-8716 東京都台東区上野5-45
TEL03-3828-2111 FAX03-3828-6406
JR上野駅 公園口正面 徒歩0.5分
以上