7月定例会のご案内 「魂を揺さぶられたアフリカ人の葬送」橘さつき
2016.07.07
日本葬送文化学会 平成28年7月定例会のご案内
「魂を揺さぶられたアフリカ人の葬送」
― アフリカン・ドラムの鼓動にのせて ―
講師:橘さつき
日時:平成28年7月21日(木曜日) 午後6時30分~午後8時00分
会場:東京文化会館4階 会議室 〒110-8716 東京都台東区上野5-45
Tel 03-3828-2111 JR上野駅 公園口正面
多くの外国人が日本に居住し、国際結婚も、また日本人が海外に暮らし一生を終えることも珍しくはない時代になりました。しかし、異国で暮らし、異国の地で土に還ること……それは決してたやすいことではありません。 日本に暮らす外国の人は日本で、どのような葬送で送られているのでしょうか? 一昨年、劇団四季「ライオンキング」で初代パーカッショニストを務めた、コンゴ人のミュージシャン、ムクナ・チャカトゥンバさんが東京で亡くなりました。 来日して24年。日本で家族を築き、アフリカ音楽普及の旗手として活躍し、また来日する後輩を支え続けてきました。コンゴ人神父と仲間による「最高のレクイエム」で彼を送った、感動の葬送の体験をお話させていただきます。 通夜式、告別式とコンゴ民主共和国大使館主催で行われた追悼式を、ムクナさんを取材してきた映画監督が映像記録に納めていました。それを今回の発表のために。17分の映像にまとめていただきましたので、ご覧頂きたいと思います。 当日はムクナ夫人の高林富美子さんにもお越しいただき、遺族側からの率直なお話もしていただく予定です。 アフリカ人の葬送に見た「本来の葬送のかたち」について、感じたことをお話させていただきます。
http://www.geocities.jp/mukuna_homepage/
講師紹介:橘さつき 早稲田大学卒業後、画廊で営業を14年間担当し、現在はフリーランスのライター。 アフリカン・カルチャーや死生観に強い関心を持つ。 「はじめまして! アフリカ音楽」(ムクナ・チャカトゥンバ著/ヤマハミュージックメディア出版)他の執筆に関わる。 生涯のテーマは「人間という生き物」。